※思ってたのと違う(つづき)

とはいえ、
どこまで高めてもトラブルは尽きないわけです。

なにもなかったかのような状況、と
なにもなかった状況、というのは
天と地ほど違ってるわけで
なにもなかったかのように見える状況でも、
その背景には目を向け続けないと
いつまで経っても問題は繰り返されるし
影でトラブル解決に走り回った功労者への感謝の気持ちも湧いてきません。
ありがとう、なんて
ただの言葉で言われた方と言う方も、
その重みは別のところで嗅ぎ分けるんです。

ありがとう、も
ごめんなさい、も
全部そうですね。
何か起きた時、
何も起きなかった(ように見える)時、
どこをみてるかで
その前後の伸びしろがかわりそうです。

私のことと思って注意せねば。

※思ってたのと違う

思ってたのと違う、
それの連続。

あまりに日常に溢れるものだけに、
感覚が麻痺してきますが
お施主さまにだけはそれを言わせちゃだめなわけです。

思ってたのと違う、けど
それを事前に解決して人の目に触れる頃には
なにもなかったかのような状況にしておけるかどうかが
工務店としての実力の一端であるはずです。

スマートにみえるクリエイティブな現場でも
トラブルを紐解けば
至ってシンプルな人と人のコミュニケーションが原因ってことがほとんどです。
(つづく)

巽北の家、電気仕上げ工事

電気工事が終盤、
まもなく完了検査です。

バトンを受け取った時には想像もできなかった工事の終盤です。
当たり前についてる器具の一つひとつが感慨深いです。

そもそも、家づくりって工務店からするとある種のルーティーンで、
う上手くいって当たり前、
より良くするために進化を続けるような感じですが
どんな作り手も、何かを怠ったり、気なんか緩めようもんなら
あっという間に悲惨なくらい状況が変わります。

なにかを、意識し始めた去年の夏頃からは
その辺りの部分と全体が、よーく、よーーーく、みえます。

まわりの工務店なんかの話を聞いても、そうです。
だからこそ、今一度
当たり前にできる仕事も、一度きりの家づくりのつもりで
しっかり付き合うべきなんですよね。

そこに、何かがかかったとしても
それは、絶対必要なものなんです。

※母校へ

2月くらいから、
とある理由で足繁く通う母校の写真です。
※ほぼ思い出のない中庭

コロナもあって、人影のまったくないキャンパスは
異様な光景です。
多くの建物が建ちならぶキャンパスにあって
日向や影、風なんかにも懐かしさを覚えるわけです。

人やものだけではなくて、
景色や現象にも懐かしさを感じるのは
よほど、身体に染み込んでいるのだなと思いました。

城山台の家、地鎮祭

新しい家づくりのはじまり。

着工に先立って、
地鎮祭と近隣挨拶に参加させていただきました。

最近よく見る地鎮祭の風景、です。
しかし、慣れることのない、慣れてはいけない、
足元を見誤らず、プロとしてしっかり安定して進む家づくりです。

何度お手伝いしても、携わっても、
そのあたりはいつまでも新鮮なままで進めていきたいものです。


文の里の家、建具吊り込み

文の里の家では、
大工さんが建具吊り込みます。
ダイシンビルドではちょっとだけ珍しい光景です。

3階建てのリノベーション工事。
いよいよ工事も大詰めです。
受けたバトンの重さを感じつつ、
最後まで気合入れていきましょう。

※はじまり

4/1。

昨年の夏前にたてた目標の期限は3/31。
目標は未達で、問題点も大いに炙り出されました。

うれしい誤算や、予想外のアクシデントもたくさんありました。
いつにも増して、その時間を濃密に感じているのは
目標を掲げたことと問題意識をもったことが大きいのではないかと思います。


そんな中、4/1。新しいスタートです。

心機一転なのか、力強く現状維持なのか、
今日からまたはじまります。


(いつからでもスタートはきれる)
いつもにも増して、気合いが入れていきましょう。
大切な一年になりそうです。

宇治市の家、垂木搬入

宇治市の家で用いる垂木たちが倉庫に搬入されました。

いつもと少し様子の違う垂木たちです。
出来上がったものをみてても多分気が付かない。
目の前にあっても意識してみないときっと見逃しちゃうでしょう。

そういう小さな変化が、
ダイシンビルドがお手伝いさえてもらう家づくりに
大きな変化もたらします。

こういう話も、人と人の間の話。
上手くいっているように見えても
角度を変えるとベストでなかったりします。

今目の前にある業務に問題意識をもつかどうか。
見逃すか、メスを入れるか。

お施主様、職人さん、工務店、
みんなが喜ぶものなのかどうか。

このところ、ブログに溢れてくる言葉が
職人起業塾のそれと重なることが多いなと感じています。

和泉市室堂町、基礎工事

基礎工事。

天気がいいと、工程が進みます。
当たり前のことだけど、紙の工程表と現実の差異を埋めるのは

物度との段取りだけではなく、
職人さんの顔や様子、
工種と工種のその間を見えるかどうかにかかってきます。

それでも、いついつにはこうなります、と約束するのは
色んな人に心苦しかったりしますが
その約束、判断は現場監督だけの仕事ですね。

おさまりや積算・発注だけではない。
現場監督って、すべての人と物事の間に入る、
コミュニケーションの権化のような仕事だな、と
近頃、つくづく感じるこの頃です。

巽北の家、太陽光確認

足場ばらいの前に、太陽光まわりも確認。

道から見上げる形に建つ巽北の家では、
屋根の上や太陽光の様子を目にするのは物理的に不可能です。

何かを作ったり、想像したりするだけじゃなくて、
こういう(確認)のような行為は
お施主さまにもちろんのこと、作り手の人たちにも
安心、と与えることができます。

そのベースのある家づくりと、
それがない家づくりでは
同じ間取りの同じ材料を使った同じ人の作る家でも
全くの別物になるわけです。


私の家、とかかわる人が思える様な家づくりをする、
その環境を整えるのは工務店の私たちの役割だと思うわけです。