巽北の家も、美装完了。
こちらもまもなくお引渡しです。
先日、お施主さまと見学会後のお家を
一緒にまわらせていただいて確認いただきました。
今まで私がお手伝いさせていただいた家づくり史上
最も長くて、もっとも指摘箇所の多い確認となりました。
お施主さまの帰られた後に箇所を確認・まとめていったところ
いろいろとお施主さまの気持ちが浮かび上がってくるわけです。
ひとつ一つの箇所から、メッセージが聞こえてくるようでした。
考えさせられることや思うことの多かった家づくりだっただけに
時間や数だけ見ててみえてこないようなものを感じました。
ダイシンビルドからは、私以外誰一人立ち会わず
その後の対応も私ひとりで行ないました。
こういうことの積み重ねを無くして
工務店の進歩や成長はありえないので
こういうシーンは多くのスタッフが経験するべきでしょうね。
ひとつ、課題のみえた出来事でした。
美装の終わった文の里の家。
まもなく引渡し直前です。
写真で見ると、いろんな領域があって
こちらもお施主さまの新生活が楽しみになりますね。
津雲台の家に、植栽がうわりました。
待望の、です。
木が植ると、こんなにも景色が一変するのか、と
いつも感じるところです。
ですが、新築工事と打合せを重ねてしまうと
一気に停滞してしまう印象があり、
お引き渡し時に外構まで出来上がっているケースは
本当に稀です。
いい、とわかっているのに提案できない、とか
タイミングを逸してしまう、なんてのは
私たちの問題ですから
やっぱりちゃんとお施主さんを導いていかなければいけませんね。
見えない目撃者、
なんて映画がありましたね。
韓国のブラインドって作品の日本版リメイク。
そういう映画、ではありませんが
(ない)ということを証明することって
本当に難しいですね。
そもそも、必要かという話ですが
自分の触れているものが誰かの大切なものかもしれないわけで、
大切な人の大切にしているものを大切にすることは、
人として基本的なことだと思います。
しかし、
そういう感覚を無視してるかのように見えるふるまいを度々目にすることもあるし、
私自身も無意識にそうしてしまっていることがあります。
気づいた時に改める。
それの繰り返しですが、
仕事中にはいろんな人のいろんな思いが見えて
感度が鈍る時もあるんです。
しかも、実感するレベルで。
いかんいかん、と
慌てて改めますが
人間なかなか難しいですね。
パワーがいるわけです。
いい家づくり、の真髄は“気分”です。
個人的な見解ですし
大変、誤解を招きそうな表現ではありますが
現時点での私のある種の結論です。
家づくりにかかわる、すべての人が
気持ちよく、かかわれれば間違いなく
出来上がる家は、よく なります。
簡単なようで、難しい。
すべての人が、っていうのがさらに難しいわけです。
かれこれ、
もう一年近く通っているかもしれない場所なのに
初めて見るような景色に遭遇する時があります。
この写真が、まさにそれで
こんなに目を奪われるような葉っぱをつける木であったかと
驚きました。
ようは、
こういうものに気がつくほど
俯瞰できていなかったのかもしれない、と感じました。
綺麗でした。
とある工事の様子。
家づくりの難しさと、
長年目をつむってきた問題に
いよいよメスを入れないといけない時が来た、と
痛感しております。
何度も言いますが、
家づくりにおいて私の軸足は常に三カ所にあります。
施主さん、職人さん、工務店、この三つです。
この写真を撮りながら、
その思いを思いっきり強めました。
巽北の家とは、また違う表情が見えてきました。
階段へ抜ける洋室からの景色です。
リノベーション工事ではありますが、
ここまでシーンのコントロールができるんだな、と。
まもなく、美装工事です。
他社さんの施工事例や現場の写真をみてると
ものすごい衝撃を受ける時があります。
単純にスゲー、ってこともあれば
アイデアをいただくこともあります。
かつて、他社さんの現場や見学会にお邪魔させてもらっていた時は
仕上がったもの、つまり
目に見えるものばかりに気が向いてましたが
ここ数年、興味が尽きないのは
その裏側。
制作の現場や作り方をしれば、
当然仕上がりに与える影響も小さくありません。
的確に指示することや、
いい仕事のしやすい環境を作るように努めることは
私の仕事のひとつです。
コロナでずいぶんご無沙汰してしまっていますが、
つぎお会いした時は話聞きに行きます。
スタート打合せ、なるものを
やってみました。
それだけで問題がなくなるわけではありませんが、
起きる問題はひとつでも少なくはなるかなと思います。
これまでにも同じような打合せはしていましたが、
あからさまにする、ことで防げるトラブルは増えるかなと思います。