※スケジュールについて

社内で共有するスケジュール。

基本、現場に出ている私はスタッフと顔を合わさない時もあります。
そんな時、どこで何をしているかを概ね把握し合う為に
スケジュールを共有しています。

ですが、
写真の日のスケジュールを見ていると
その日の行動以外にあるものが目に入りました。

成長や進化の跡がうかがえる、うれしい出来事でした。
「素直」というのは、誰にでも持ち得る大きな武器ですね。

新しい現場へ現調

新しく始まるかもしれない工事の現調へ行ってきました。
緑豊か過ぎる、魅力的な公園の横が敷地です。

ご時世的に、あまり公園は使われてないのでしょうか。
緑の勢いが凄まじく、遊具の気配が消えかけてます。

工事期間中にまたいろんな姿に出会えそうです。

宇治市の家、大工道具

日曜日に打合せで現場に向かうと、
ちょこんと可愛すぎる鉛筆削りがおいてました。

何を置く場所かはわかっていますが、
物も置き方も可愛い。

日曜日の現場は、個人的に好きです。
職人さんの姿こそ見えませんが、
その残像をこういうアイテムやその置き場所なんかで浮かび上がってきて
大切に工事してくれているな、と感じられるからです。

順調に進む宇治市の家は、
もうすぐビッグイベントが控えています。
私はその準備に今週、いくつかの時間を使おうと考えております。

楽しみです。

※今と昔、について

新しいものなのに、なんか懐かしいなー って感覚ありますよね。
日常の中でも、あれ?と突然襲われることがあります。
私がよくなるのは、景色だったり音楽だったりすることが多いです。

人間、年をもらっていくと “懐かしい分” の時間が増えるから
その分、その感覚になるのかもしれませんが
私はその感覚がどうにも好きでその感覚に襲われるメカニズムに
大いに興味があるわけです。

その感覚って、人の暮らす家にも言えるのではないかと思うからです。
いい家、と言われるものには
そういう感覚が込められているのではないかとも思うわけです。

素材や間取りだけではなく、
用いられる木々や寸法にもきっと込められているはずです。

問題が解決して、大手を振って外に出かけられるようになったら
見たいものや場所、聞きたい話や会いたい人がいっぱいいるので
そういうところに時間をかけていきたいと思っています。

和泉市室堂町の家、夏仕様

現場に扇風機の登場です。
現場は暑いですが、断熱材が施工されると室内の環境が一変します。
それでも、外部は鬼環境ですが…。

この一変具合は、私や施工してくれてる大工さんが
誰よりも体感しているかもしれませんね。
見た目もですが、その効果が半端ではありません。
仕様書を見れば、どこに何が使われているかわかりますが
その施工精度や実際のところは、現場の人間でないとみれないんですよね。

かっこいい家も、もちろん素晴らしいですが
その中身は信頼のおける人間に触ってもらいたいですね。

※温故知新、あるいはクエンティンタランティーノ

近年、ダイシンビルドにも新しい風が吹いており、
その度に知らず知らずのうちに凝り固まった
固定観念にドキッとさせられます。

食わず嫌いを極力避けて、
騙されたと思って食べてみると
予想に反して大変美味であることも少なくありません。

特段、音楽に関しては
上記のようなことがよくあって
これまでに私の出会った
好きなものを好きな時に好きなだけいただく、

そんな風に考えていたのですが
大いに琴線に触れるものが多く

そういうものに出会うことの喜びや
またそれらを経て、
これまでの好みがどう変化するかも楽しみでなりません。

長尾の家、定期点検

長尾の家の定期点検にいかせていただきました。

到着するとお施主様から、
「予想外のことが起きてしまいました…」と声を掛けられ
恐る恐るお家に入ると、大雨で警報が出ており
家にお子さんがいるので騒がしいです、とのことでした笑
このシチュエーションが、予想外 ってことだったようです。

点検してると、私の後ろをお子さんがついてきて話しかけてきます。
こういう場合、私は必ず「新しいお家どう?」と聞くようにしています。

大人だけでは出てこない言葉や感情に出会うことがあり、
この質問をするとき、私はいつも楽しくて仕方ありません。

※木村伊兵衛、について

少し前、木村伊兵衛の図録を手に入れました。

正直、写真の良し悪しはわかりませんが
好き嫌い、はわかります。
その判断材料は、私の感覚的なものですがその差異は明確にあって
好きになったものは、徹底的にのめりこんでいきます。
いわゆる、沼 というやつです。

そういう意味では、私には多くの沼がありますが
写真もその一つです。

木村伊兵衛の写真に初めて触れたのは大学院の時で、
ゼミ生の一人が課題で木村伊兵衛の写真記念館をつくると言った時でした。

それ以来、私の部屋には彼の写真が飾っていたのですが
新しく図録でみる同じ写真は、いつもと違う感覚を呼び起こします。

同じものでも、伝え方や見せ方で届き方が変わるんだなと、
気が付かせてくれます。

ご時世的に我が家には図録がなかなか増えずもやもやしていましたが
久しぶりに新顔が入ってきて、本棚が喜んでおります。

和泉市室堂町の家、太陽光工事

近頃、よく小屋裏に上がる機会があります。
こちょこちょ、と新しい試みの着地をさせるべく
職人さんたちにご協力いただきながら進めています。

そんな時に、論点とは違うところに目が行ってしまうことがあり
思わず写真を撮っておくわけです。

指示させてもらった案件でもなければ、
図面にかいてるわけでもない。

もしかすると、
半永久的に誰にも気が付かれないものかもしれないわけです。

そういうものに出会ったときには必ず声をかけさせてもらうようにしています。
お礼の意味もありますが、一番聞きたいのは意図です。

別の現場でも、
別の設計士さんやスタッフにも共有できれば
また出来上がるものが、もう一つ良くなるからです。


いつも、ありがとうございます。