堺市五条通りの家の二階東側のサッシ。
このサッシには、
植栽の先端が少し重なります。
先端ということもあり、
動きが大きく、枝葉の表情も多彩です。
長屋の一つを解体して新築住戸を計画しただけあって
鰻の寝床のような建築地に対して、
おのずと開口部は限定されます。
光も風も流れにくい立地にありながら、
暗いとか空気が淀む、などという印象は
感じたことも聞いたこともありません。
数少ない開口部の一つがこのサッシです。※写真
光と風を取り込むだけでなく、
景色や植物の表情まで取り込もうとする
このサッシの魅力は
今がいちばん強烈に感じているかもしれません。
込めた思いが、時間をかけて誰かに伝わる仕事って
まさにクリエイティブ、というか
計画した人はさぞかし爽快でしょうね笑
やらせてもらった仕事が時間を越えるっては、
建築ならではかもしれませんね。