先日の堺市五条通りの家の一年点検時に吹き抜けを見上げてみると
二連のトップライトのうち一つが少し開いておりました。
設計時には当然、検討しているのでしょうけど
実際に家が建って暮らし始めると
光がこう落ちてくる、とか
風がこう抜ける、とか
そういう要素が実際に体験を通してわかってきます。
そのわずかな隙間に、
お施主さまが暮らしの中から感じた
お施主さまなりの快適を求めて
自ずと出てきた暮らし方とか、使い方とか
言ってみれば、家のコツと言いますか、
暮らし方のコツ、みたいなものに触れたような気がしました。
これって、実際に住んだ人じゃないと出せない答えだし、
よく似たシチュエーションでも、同じ答えは出ないだろうし
もっと言えば、同じ商品を使ってても同じじゃない、というか…
極論を言えば、人それぞれ違う。
家って、おもしろいですね。
そうなってくると、家づくりの過程で
ぼくらは何をすればいいのか、ということになりますけど
ぼくの場合、その答えは出ています。
定期点検は、工事中にみえない部分が
見え隠れするので、とても貴重な機会です。
楽しいですね。